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HD パック 1.2:マップのユニットアイコンを HD-2D 風に描き直し

HD パック 1.2 では、マップの 320 個のユニットアイコンをすべて HD-2D 風に描き直し、世界地図で繰り返し使われる 2 つのタイルとゴーショーグンの 2 つの武器を直しました。Switch 専用版もあります。新しいアイコンの作り方も紹介します。

HD パック 1.2 は 0.5.0 と同時に公開しました。今回の中心はマップのユニットアイコンです。ほかの変更は多くありませんが、どれもプレイ中に目に入る部分です。

マップのユニットアイコン:原作と HD 1.2

同じマップの同じ場所。左が原作、右が HD 1.2

マップのユニットアイコン

原作のマップアイコンは 16×16 ピクセルで、機体の頭部のアップです(戦艦は真上から見た艦全体)。HD 1.1 では拡大モデルで 64×64 に拡大し、色は原作のものだけを使いました。ドット絵らしさは保てましたが、16 ピクセルの情報量はもともと少なく、拡大しても見分けにくい機体が多く残りました。1.2 では 1 枚ずつ描き直しました。

  • 機体本来の色:原作のアイコンはパレットで敵味方を分け、アイコン全体を青・赤・黄に染めています。1.2 のアイコンは機体本来の配色のままで、敵と第三勢力には陣営色の 2 ピクセルの縁取りが付きます。自軍には付きません。
  • 行動済みは灰色に:原作と同じく、行動を終えた機体のアイコンは灰色になります。
  • 原作と 1 対 1 で対応:原作のアイコンのテクスチャを 1 枚ずつ置き換えるだけで、ゲームの処理は変わりません。F6 でいつでも原作に戻せます。

新しいアイコンの作り方

アイコンの制作工程

1 行に 1 機。左から:原作の 16×16、HD 1.1、HD 機体立ち絵(参考)、画像モデルの出力、HD 1.2 の自軍、敵、行動済み

  1. 2 枚の参考画像:機体ごとに 2 枚の絵を用意します。原作のアイコンで何をどの向きでどのくらいの大きさに描くかを決め、HD の機体立ち絵で形・配色・細部を決めます。原作のアイコンは頭部なので、新しいアイコンも頭部だけにしました。あごかヘルメットの下までで、首・肩・バックパックは入れません。飛行機、変形後の飛行形態、戦艦は原作どおり機体全体です。
  2. ドット絵として描く:OpenAI の画像モデル(Codex の image_gen 経由)に、128×128 のグリッドのドット絵として描かせました。1 マス 1 色のベタ塗りで、アンチエイリアスやグラデーションはなし、濃い輪郭線、光は左上からです。まず 9 機の見本を描き、絵柄が決まってから残りの 311 機を描きました。機体ごとのプロンプトには、向きや描かない部品など、その機体ならではの指定を加えています。
  3. 1 枚ずつ確認:確認用のページで、機体ごとに原作のアイコン、立ち絵、新しい絵を並べ、「向きが違う」「部品が多い」「部品が足りない」などの問題に印を付けました。問題のあったものは描き直しています。横顔を正面に描いてしまった数機や、ドモンの横顔などです。原作で専用の戦闘立ち絵がない機体(別の機体の絵を仮に借りているもの)は、ゲッターの原作マップアニメーションや人物の顔グラフィックを参考にしました。
  4. ドット絵に戻す:モデルの出力は 1254×1254 の大きな絵です。モデル自身が描いたグリッドからマスごとに色を読み取り、128×128 のドット絵に戻します。取り除くのはキャンバスの端とつながった灰色の背景だけで、アイコンのキャンバス上の位置はそのままです。
  5. ゲームに組み込む:原作のアイコンには、自軍・敵・第三勢力・行動済みの 4 つのパレットがあります。そこで機体ごとに 4 枚作りました。自軍は描いた絵そのまま、敵と第三勢力は 2 ピクセルの縁取り(明るい線と暗い線を 1 本ずつ)付き、行動済みは明るさ 85% のグレースケールです。それぞれが原作のアイコンテクスチャのハッシュに対応し、レンダラーが置き換えます。合計 1256 枚です。原作にはピクセルがまったく同じアイコンが 6 組あり(白とティターンズカラーの Mk-II など)、それぞれ 1 枚を共有しています。

修正

世界地図の繰り返しタイル

世界地図:描き足したタイルと周囲のなじませ

イラン高原の近く。左は描き足したタイルを置いただけで、四角がまだ見えます。右が 1.2 で、周りのタイルとなじませてあります

ストーリーの世界地図には、原作で何度も使い回されている 2 つのタイル(北側の縁の一部とイラン高原)があります。場所ごとに周りの地形が違うため、1 枚の HD 画像では合わず、これまでは原作のままにしていました。そのため HD の地表の中で四角く浮いていました。1.2 では、それぞれに継ぎ目のない HD タイルを描き足して周りの色に合わせ、さらに周りのタイルをそちらに向けて少しずつなじませたので、継ぎ目はほとんど見えなくなりました。

ゴーショーグンのゴーサーベルとスペースバズーカ

ゴーショーグンの 2 つの武器:修正前と修正後

左の 2 枚が修正前、右の 2 枚が 1.2

この 2 つの武器が戦闘で白いシルエットになっていました(#15)。原作では、この色は戦闘中にパレットアニメーションで書き込まれ、パレット自体には白い仮の色が入っています。HD 画像の書き出しに静的なパレットを使ったため白くなっていました。戦闘中の実際の色で書き出し直しています。戦闘スプライトをすべて調べ、この問題があったのはこの 2 枚だけでした。

機体の立ち絵と顔グラフィック

一部の絵の不具合を修正しました。

Switch 版の HD パック

Switch 版には専用の HD パック Marchwind64-HD-1.2-switch.zip があります。中身の絵は PC 版と同じで、Switch の GPU が直接読める形式にあらかじめ変換してあるためサイズが大きくなっています。PC 版のパックは Switch では使えません。SD カードのルートに展開すると /switch/Marchwind64/hd/ ができます。

ダウンロードとインストール

  • PC と Android:インストールページから Marchwind64-HD-1.2.zip をダウンロードし、古い hd フォルダーと丸ごと入れ替えてください。Android はアプリで zip を取り込みます。古い HD パックもそのまま使えますが、上の変更は反映されません。新しい版があることはゲームの更新チェックでお知らせします。
  • Switch:Marchwind64-HD-1.2-switch.zip をダウンロードし、SD カードのルートに展開してください。
  • どちらも GitHub の HD 1.2 のリリースページにあります。

新しいマップアイコン、世界地図に描き足した 2 つのタイル、機体の立ち絵・顔グラフィックの修正は、OpenAI の画像モデル(Codex の image_gen 経由)が原作の画面を参考に描いたもので、AI 生成コンテンツです。HD パックのほかの部分の作り方は HD アートの制作工程をご覧ください。